イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティバル1日目&2日目

2日分まとめて。どちらも4時間半という長丁場でしたが素晴らしいライブでした。初日は3列目でステージが近かったけど音響的には二日目が中央だったのでそちらが圧倒的に良かったです。

  • THE TRIP

一日目一番手。フリオ・キリコがアルティ結成前にいたバンドということで彼は二日目のアルティと掛け持ち。ギターも入れて初期の編成に近い。短時間だけどしっかりドラムソロ入れてくるキリコ。それに影響されたのか一日目は3バンドともドラムソロパートあり。PFMはデュオだったけど。

  • PFM

一日目三番手。前回のプログレフェスとは違い屋内ということで大画面ディスプレイを使い映像とあわせてのライブ。そのため全体にインスト曲が多めでセカンドドラマーの人の出番も少なかった。それでもアンコールの「Celebration」だけであれだけ盛り上がるのはある意味ズルい。

  • IL BALLETTTO DI BRONZO

二日目一番手。構成はEL&Pスタイルだけどほぼキーボード&ヴォーカルのジャンニ・レオーネのワンマンバンドという感じ。このジャンニは音楽性はキース・エマーソンに近いけれどグラム・ロック的な要素も持っていて面白い。オルガン、モーグ、シンセというこのジャンルにしてはシンプルな構成でゴリゴリ弾いていて面白かった。時間が短かったのが残念。

  • arti&mestieri

二日目二番手。今回一番声援が大きかったと思う。会場のお目当てはもちろんフリオ・キリコ。ただ、他のメンバーも技術力が高いし曲の構成も素晴らしいし間違いなくPFM以外ではトップクラスだと思う。今回の演奏もすごく良かったです。現在新アルバムを作成中で元キング・クリムゾンのデヴィッド・クロスなども参加するとかなんとか。

  • GOBLIN

一日目二番手&二日目三番手。ツインキーボード編成にかなりメタル寄りな(見た目的にも)リズム陣で非常に分厚い音を出していたと思う。アルバム「Roller」を中心に「Suspiria」や「Phenomena」などヒット曲満載。二日目は映像付だけど原作映画そのまんま流すのはどうかと思います(ほぼ全部ホラー映画なので)。アンコール後観客席の方に降りてハイタッチして戻ってこないマッシモとそれを見て全員で戻ってきてマッシモを呼び戻しアンコール2回目に入ったのは涙モノ。明らかにイレギュラーなのにメンバー皆でサインに応じたり本当に良い人たちでした。今回は正直この人たちを見られただけでも行った価値はあったなーと。

  • 余談

海外アーティストは大体皆川崎は東京という認識らしい。