PS4版ボーダーブレイク初心者のためのパーツ講座(遊撃兵装編)

アセンで大きく立ち回りが変わるマルチジョブ

今回は遊撃兵装となる。まず歴史的な経緯を話しておくと、もともとアーケード版稼働開始時この枠は狙撃兵装という名前だった。だがプレイスタイルの実態が名称と伴わないためVer4.0で遊撃兵装と改称された。それに伴い武器が大幅にリニューアルされている。パーツの種類が多いためやれることは多いが、反面明確な意図をもってアセンを組まないとほとんど戦果を上げることができない上級者向け兵装だ。主な仕事としては偵察機を使用した索敵のサポート、プラント戦の火力支援、敵陣奇襲(敵ベース前プラント占拠、あわよくばコア凸)がある。これらは見ての通り他の兵装との連携がかかせないが、それらに加えて単独での敵の裏取りや索敵センサーにひっかかった敵機の迎撃なども積極的にこなす必要があるだろう。

遊撃武器について

遊撃の主武器は見た目にも特徴的な二丁銃となっている。強襲と同等クラスの秒間火力を持つが、マガジン火力はかなり少なめに抑えられておりまともに打ち合いをすると強襲・重火力にはほぼ負ける。補助武器や特殊武器にそれらの火力をサポートする武器もあるのだがまだ実装されていないので、現状ではより一層味方との連携や特別武器の光学迷彩のサポートが必須となる。副武器はかつて主武器だった狙撃銃が大量にラインナップされているが、それ以外にもプラント戦で有用な爆発武器が色々と揃う。補助武器は偵察機と前述の火力支援してくれる設置武器などがある。

レヴェラー(主武器)

後ろについたMPの名が示す通りフルオートのマシンピストル。使用感も強襲のサブマシンガンとそこまで変わりなく使っていけるだろう。むしろ集弾性はこちらの方が高い。初期型が若干貧弱なので早めに乗り換えたい。

お勧め武器:レヴェラー・ブルート(★2/秒間火力4,800→5,298/マガジン火力12,600→13,244)

集弾性こそ若干下がったが秒間火力が強襲に近いレベルまで向上した。一方でとにかく息切れが速いので高リロード腕は必須となるだろう。リロード中は物陰や光学迷彩のロック切りでカバーしていきたい。

LMM(主武器)

ニュード属性のマシンピストル…なのだろうか?アーケードにはない完全新規武器。基本的にはレヴェラーと同じ使い方になるのだがこちらの方がより集弾性が高く、まっすぐ飛ぶので思った以上に実効射程が長い。狙撃銃ではなくこちらで遠距離からミリ残りの敵や高台の敵を狙撃していくといいだろう。一方で音といい弾といい色々特徴的で、とにかく派手。隠密行動中に砲台を撃っていたらやたら光る弾のせいで見つかった…ということの無いように。

お勧め武器:LMM-ジェミニTF(★2/秒間火力5,280→5,552/マガジン火力13,860→14,574)

強襲に突撃銃が実装されなかったので現状唯一の三点バーストする主武器となった。逆に言えば支援以外でセミオートな主武器はこいつだけである。秒間火力に優れ、安定性も十分な良武器。丁寧に頭を狙って一発一発トリガーを引く練習として手に入れたらぜひ使ってみてもらいたい。例によって息切れが非常に速いのでリロードは一番早い腕で。

38式狙撃銃(副武器)

狙撃銃の原点にして頂点ともいえる実弾狙撃銃。とはいえ現実の狙撃銃と違い弾数が少ない上に下位モデルでは一撃必殺の威力はなく、上位モデルでは総弾数が少ないため狙撃ばかりしているとトイレ(リペアポッド)とお友達になれること請け合い。浪漫溢れる武器ではあるが浪漫はプラントを踏んでくれないのがそもそも狙撃銃がメインから外れた最大の理由である点はよく理解した上で使って欲しい。結局のところあなたがスコープを除いている時間前線は相手より頭数が1枚少なくなることを考慮して何をすればそれに見合うリターンを得られるのか考える必要があるだろう。

お勧め武器:38式狙撃銃・遠雷(★2)

アーケード初期稼働時からのプレイヤー皆のトラウマ。NDEFの実装等でブラスト自体が硬くなってはいるものの相変わらず頭に当たれば致命傷で、遠雷の独特の風切り音だけは良く覚えているという人は多いだろう。性質上施設破壊には向かないのであくまで対ブラストと割り切って使うべき。現状施設破壊だけなら初期型が一番良いだろう。そもそもニュード狙撃銃でるまで時間ばかり食う施設破壊は貢献してるとは言えないので自分で確実に凸れないならやめて欲しい

ジャンプマイン(副武器)

支援のマイン系統にも似ているが、こちらは敵機の接近を感知すると上方に跳ねあがって爆発する。性質上強襲相手だと反応されたのを見てからACを吹かして被害を抑えられたりするためあまり防衛には向かないのだが、プラントの踏みあい中では逃げれないため絶大な力を発揮する。また閉所でも使いやすい。ちなみにガイドブックにはカタパルトに仕掛けろとか書いてあるが反応してから爆発するまでの間に相手がカタパルトで飛んでしまうと普通に空振るので絶対に真似するなよ!

お勧め武器:ジャンプマインS(★1)

ジャンプマインはアーケードから大きく改変が入っており、アーケードで猛威を振るったX(★3)がまさかの威力4000ダウンとなった。そのため威力は★2のVが最上位となっているが、VにしろXにしろ威力が中途半端な上に携行数が3と少ないため、プラント戦であればアーケードでもXに次ぐ人気のあるSをお勧めする。携行数5に加えて広い爆風で単独でプラント上で迎撃する場合は大きな助けになるだろう。爆発物で一掃されても泣かない心は必要だが。

偵察機(補助武器)

上空から敵機体を索敵する偵察機を射出する。偵察機は敵機だけでなく敵が設置した索敵センサーも発見してくれるためコア攻撃の支援にもなるだろう。それぞれ大きく性能が異なるが、初期のラークは前に進む速度が速いため前線索敵向け、★2のアウルは射出後その場にしばらくその場に留まりその後ゆっくりと前進することからベース前からセンサーに引っかかった敵のその後を追うのに向いている。今まで★3はあまりお勧めしてこなかったが偵察機だけは★3のロビンはできるだけ早く手に入れておきたい。これは今後ユニオンバトルがPS4でも実装された場合ミッション達成に必須となるからだ。

シールド発生装置(特別武器)

味方の弾は透過し、敵弾は防ぐシールドを設置する。一部特殊な用途もあるが正直コメントする気もない。光学迷彩を手に入れたらとっとと載せ替えよう。

光学迷彩(特別武器)

遊撃の代名詞である。プレデター。型によってこちらも大きく性能が異なり、★2の耐久型だと普通にうっすらと姿が見えていたりする。とはいえロックオンできなくなるのは大きいのでプラント戦闘メインなら耐久型は十分採用の余地があるだろう。スニーキングの精度を上げたいなら初期か★3が良い。なお光学迷彩してもダッシュ時のブースト炎は普通に見える。後光学迷彩装置そのものが結構うるさく、近くにいるだけで良く聞けば独特の音でいることがわかる。過去にはこの音を大きくすることで系統ごと弱体化された経緯があったりする。またスイッチオンしても完全に迷彩されるまでタイムラグがあり、その間はロックオンされてしまう。

遊撃のアセンについて

何はなくともリロードと射撃補正

遊撃は前述したとおり過去の経緯から狙撃銃メインだったころからのアセン傾向をリニューアル後も引き継いでおり、主武器もリロードが高い腕は必須となっている。最低でもB+はないと射撃戦では厳しく、それ以下の腕なら何らかのカバーする手段が必要となるだろう。射撃補正も高い方が望ましく、主武器でのプチ狙撃もこなせるようになるのでこちらもB+以上ほしい。

前線で戦うか、スニーキングするか

脚と胴はこのスタイルの違いで大きく変わってくる。これは前述の通り光学迷彩の性質によるもので、スニーキングしたいのであれば歩行とSP重視で組むのが良いだろう。前線で戦闘するのであれば強襲同様ダッシュとブースト重視となる。

余談:今後の実装への期待

βテストをやっているプレイヤーなら知っているかと思うが遊撃補助装備にはセントリーガン、通称「先生」がある。敵を自動的に射撃してくれる設置武器で、偵察機とのトレードオフという難点はあるものの優秀な武器だ。元々遊撃の主武器のバランスは先生ありきで低めな部分もあるので早めに実装して欲しいところだ。ガイドブックには載っているので近いうちに来るとは思うのだが。また、しゃがみの代わりにアクションボタンで格闘技を出せるアクションチップの実装の目途がなさそうなのも逆風といえる。迷彩しながら敵に蹴りを入れるスナイパーカラテは一時この兵装の代名詞だったのだが…。