WWE「Summer Slam」

スカパーでPPV視聴。3時間PPVで正規の試合は6試合とかなり少なかった。思えばこの時点で既に伏線が…。

最後はベビー側が3人綺麗に飛び技を決めてミステリオが勝利。彼はかなり膝が悪そうだったけどピンポイントではしっかり動いていた。結局この後手術で最長半年の離脱になってしまうんだけど…。そして超省力運転なデルリオ。

  • マーク・ヘンリーVSシェーマス

シェーマスはこれが事実上のベビーターンになるかな。個人的に彼はかなり好きなスーパースターなので嬉しい。シェーマスは中肉中背と思われがちだが実は198cmとWWE内でもトップクラスの長身*1ということで打倒ヘンリーが期待されたが結局はヘンリーが圧倒的なパワーを見せ付けて勝利。

  • ケリーケリーVSベス・フェニックス

女子王座戦。「可愛い女の子の時代は終わったのよ」とか言いつつその格好は無いと思いますベス。まともにやればベスに勝てるディーヴァなんていないのだがそこはケリーが奇策でグランスラムを切り返して勝利。次はナタリア姐さんにもチャンスをですね…。

  • ウェイド・バレットVSダニエル・ブライアン

豆腐はベジタリアン向けの良質なタンパク源です。ってアメリカでも普通にTOFUって言われてるのね。NXT一期生同士のバチバチ対決。二人ともシュート気味のスタイルなのでアメリカ人受けするかはともかく良い試合。バレットはこの1年で本当に上手くなった。最後はウェーストランドを決めてバレットの勝ち。本当にNXTシーズン1の面子は豊作だ。シーズン2以降はボロクソだけど。

WH王座戦。久々にエッジ登場…もクリスチャンに説教して去って行くというまさかの展開。親友に突き放され、さらに反則裁定無しの形式でクリスチャンがオートンを止められる訳は無く…。クリスチャンとオートンの抗争は試合のレベルは高いんだけどやればやるほどクリスチャンは小物っぽくなっていくしオートンは「ブチきれ病」が再発したことにされてしまうし本当に誰が得したのか良く分からない。試合は最近のWWEでは珍しいオートンの流血もありまさにハードコアな名勝負に。クリスチャンはハードコアの名手だけどそれにしてもスペイン語実況席*2、テーブルx2、スチールのゴミ缶、鉄階段のフルコースはハードバンプすぎる。

WWE王座統一戦。スペシャルレフェリーは前回PPV後にCOOに就任したHHH。「1つのミスが勝負を決めるとは言ったけどレフェリーがやるかよ…」という実況陣の言葉が全て。ストーリーとしてもちょっとどうかと。ただ、試合自体は良かった。この二人は結構かみ合う。後はCMパンクにもう少しスタミナがあると良かったかも(シナのスタミナが人外すぎるという話もあるが)。しっかしパンク先生は最近本当に楽しそうに試合するな。最後はパンクが2発目のGTSを決めて統一王者に。

残り時間で展開が見えた人も多かったんじゃなかろうか。統一王者になったパンクをまさかのケビン・ナッシュが襲撃してダウンしたところでデルリオがマネーインザバンクの権利行使して王座挑戦。パンクに対抗する余力は無くエンズイギリ一発で決着、新王座に。
という訳で前回のPPVから波乱続きで、誰も予想しなかった方向に全体のストーリーが進んでいっていますね。HHHは今回の流れだとヒールターンしてもおかしくない感じだけどどうなることやら。そしてデルリオはどこまで王座を防衛できるのかが注目されます。

*1:デカイと言われるウェイド・バレットとかよりも大きい

*2:WWEのPPVでは破壊されるのがお約束