WWE来日公演直前なので放送を見ていない人向けにストーリーを解説するよ

後3週間を切ったWWEスマックダウンブランド来日公演。ハウスショーなのでストーリーは関係無いと言えば関係ないのですがやっぱり大筋は抑えておきたいところ。という訳で来日する予定のスーパースターを中心に独断と偏見を交えて現在の流れをざっくり説明したいと思います。ちなみに日本未放送分も含むので注意。

  • ロウ1000回記念放送、そしてロウスーパーショー

日本放送分だと最速で8/2分にあたるロウは1000回目の放送となり、PPVに匹敵する規模となるようです。そのためストーリーも例年と違いこちらに合わせる形で進行しています。また、諸々の事情*1で今年に入ってからロウは「スーパーショー」という名目で二大ブランド両方の試合が行われるようになり、主要なストーリーは大体こちらで行われている状況です。

  • 二大ブランドGMジョン・ローリネイティスの失墜

ここしばらく、ロウとスマックダウンの二大ブランドは「人事部長」ジョン・ローリネイティス(ジョニー・エース)がGMを務めており、「ピープル・パワー」の名のもとに暴政を敷いていました。しかしWWE随一のヒーローであるジョン・シナとの対立が激化。ローリネイティスは代理としてビッグショーを立て決着戦に臨みますがこの二人に反感を持つスター達の協力もありシナはビッグショーに勝利。久々に表舞台に現れたオーナーのヴィンス・マクマホンはローリネイティスに「お前はクビだ!」と告げるのでした。現在は暫定措置としてGMは週替わりとなっています。

  • 盤石なるWH王者シェーマス

シェーマスは今年始めのロイヤルランブルで優勝し、王者挑戦権を獲得するとレッスルマニアではダニエル・ブライアンを言葉通り「一蹴」し王座を獲得。それを狙うのはブライアンを始めアルベルト・デル・リオやドルフ・ジグラーと言った曲者揃い。ドルフ・ジグラーは先日行われたマネーインザバンクで「いつでもどこでも王座挑戦できる権利」を手に入れており、いつ行使するかが期待されます(ただし来日はしない予定…)。

  • 迷走するAJの恋とWWE王座

レッスルマニアで屈辱的な敗北を喫したブライアン。彼は負けた責任がセコンドについていたAJにあると言いだし、二人のケンカが始まりました。その争いはWWE王者のCMパンクやケインを巻き込んで続いていましたが、最終的にAJはブライアンの謝罪と結婚の申し入れを受けることに。とはいえ改心したとは思えないブライアン。二人はどうなることやら。

  • クリスチャン、復帰してIC王座に

一時期怪我で休場していたクリスチャン。復帰後即IC王座かUS王座に挑戦できる権利が懸かったランブルマッチで優勝。当初はUS王座をターゲットとしていましたがIC王座コーディー・ローデスの態度の悪さに一転、そちらに挑戦することに。見事勝利してIC王座を獲得しました。無論この王座に愛着のあるローデスが黙っているはずもなく、取り返す機会を窺っています。

と、こんな感じでしょうか。今年は特に例年に比べスマックダウンはストーリーが薄い状態です。また、ランディ・オートンは現在休場中で復帰未定のため来日公演に参加できるかは不明であることを付け足しておきます。例年のことですが事前のカード予告は全く当てにならないですね。ロウ1000回放送で王者が変わる可能性もありますし…。

*1:主に裏番組への対抗策