アイドルマスターシンデレラガールズ 7thLIVEについてのお話

名古屋公演が終わり

感想を書こうと思っていたら気が付いたら年が明けていた。まあなかなか言いたいことが整理できていなかったりあんまり口に出すのもという部分もあったのだがそろそろ大阪も近いので覚書程度に書いておきたい。あくまで個人の感想です。

99%の満足と1%の不満と

前提として書いておくと自分はゲームは音楽は独立して評価する人間だ。むしろ音楽は優先的に評価する。したがってゲーム本体は買わないけどサントラだけ買うとか良くやる。そういう意味では一般のPとは軸がズレている。依田芳乃Pとして無論よしのんを応援する部分はあるがそれとは別に過去の経緯的にデレマスで一番好きな作曲家はESTiさんだしAJURIKAさんとイノタクさんも大好きだ。
で、この観点から見た名古屋公演の満足度が上記である。名古屋公演は周知の通りダンス特化コンセプトというデレマスでは今までになかった公演で、前提条件を踏まえれば音楽的には本当限りなく満点に近かった。一方で脳内のよしのんPとしての部分が1%の不満を覚えているのだが、これは単純な理由で「ソロ曲ゼロ含めた担当の出番への不満」ということだ。

自分の感じた1%は他人にとってはどうなのか

これを考えさせられたのがライブ後の一部のPたちの感想で、自分にとっては1%であってもそれが99%に振れることもあるのだということを痛感させられた。具体的なアイドル名は伏せるが、一部アイドルはコンセプト不一致な部分も含めて厳しかったのだと思う。またいわゆる「周年ライブ」(これに関しては中の人はともかく運営はそうは明確には言っていないことは認識するべきだが)を積み重ねた歴史があるアイドルのPほど「出演者の出番は均等にあるべき」という考えがあるようにも思う。

7thは何が問題だったのか

とはいえ今回がコンセプトライブであることは最初から宣言されており、理解を得るためにJUNGO氏を中心とした運営側の定例会見(というかニコ生)も行われていたわけで、そこで納得してもらうことができなかったのは運営の失策の一つであると思う。
それ以外の問題点は大きく二つ。
1. 特に名古屋と大阪でコンセプトと人選が乖離していること
幕張についてはコンセプトがわりとガバなのでどうにかなっていたが名古屋と大阪はこの傾向が強い。おそらくコンセプト決定前に人選と場所確定を急いだことが原因だと思うが、だれもが大阪にいるべきと思う安野さんが名古屋にしかいない(ただし使い方が100点満点で500点だったので不満はあまり出ていない)とか本来であれば幕張に入れたかった人達が名古屋にいるとか。
2.幕張が思った以上にいつものライブだったこと
これが意外と大きい気がする。というか前述の幕張のコンセプトがガバなのが問題で、結果的にいつも通りのノリで全員に均等に出番をあたえられてしまったことで名古屋での不均衡が許容されなくなってしまったのは大きい。まあ不満がどこで出るかだけの違いな気もするが…。

大阪で改善できるのか

できないでしょう。というかしないでしょう。個人的にここで日和って欲しくもないし。まあ生バンドだしもうどうしようもないよね!というわけで自分の担当だけ見たい人の一部はnot for meなのは多分覚悟しておいた方が良いのではないかと。

デレマスのライブ自体が変質しつつある

そもそもこんな状況になったのはまあ元々JUNGO氏の傾向として何かを仕掛けた上で盛大にぶち上げたいというのもあるのだが、それ以前にアイマス、そしてデレマス自体が長く大きなコンテンツになったということが大きい。そもそもライブが7thまで行くとは誰も思っていなかったと思うし、そんな中で5thあたりから明らかに運営側も目先を変えようと苦労してきている。この辺は某所で言われた「デレマスライブも厳選して50曲という時代になった」という言葉が象徴していると思う。同時に演者も厳選して30人という形にどうしてもなってしまう。この辺はデレマスP的には理解して受け入れていかなければいけないだろう。
一方で運営側も「奇をてらってほしくない」Pが存在することは認識するべきだ。これはカードイラストや3D衣装でもたまに上がる声なので一定数以上がいるのは間違いないと思う。マンネリの打破とこういった声との兼ね合いは間違いなく今後のデレマスの課題である。デレマスに関しては本質的に中の人ライブはエクストラなコンテンツであるはずなので一部Pにはそこらへん勘違いして変な絶望はしないで欲しいよなあと思う次第。まあでもJUNGO氏ライブに本体コンテンツの伏線入れるの好きそうなんだよね…。個人的には「夢をのぞいたら」の歌詞にある「みんないなくちゃダメなのよ」の精神は失わないようにしながら通常の演者全員参加バランス型ライブとこういう特化型ライブを交互にやってくれることを期待している。