アイドルマスターシンデレラガールズ Happy New Yell!!!感想

  • 久々のシンデレラのライブ

今回初日のチケットは入手出来ていたのだがこのご時世のため直前で配信のみとなってしまった。ただ配信前提ということで運営側も色々な試みを盛り込んでおり興味深いライブとなった。

  • セットリスト

テーマにそって「応援」をテーマにした曲を盛り込みつつもこの1年以上で溜まりにたまった新曲を消化するという前提で両日メンバーも組まれており、ある意味でここ数年で一番周年ライブっぽいセトリになった気がする。デレステ5周年生放送のライブパートと合わせて直近で聴きたい曲は大体全部網羅されていたのかなと。また人数を抑えたことで一人あたりの歌唱回数も良い塩梅で増えていた。今回の20人強という数はおそらくベストバランスであると思うのだがこの人数で1回のライブを回すにはシンデレラは人が多すぎる。そうなるとやはり理想はメンバー総入れ替えしつつツアーになってしまうのだが…。

  • 担当に関して

よしのん役の高田さんは今回はソロ曲なしの持ち曲3曲披露+αだったが正直もうパフォーマンスが安定しきっていて安心してみていられるという感じだった。もうこれで3回目になるSunshine See Mayは言わずもがなだが今回初披露の太陽の絵の具箱が出色の出来だったと思う。ライブでやることでハモりの美しさが引き立つ曲だった。

  • 配信オンリーだからこその演出

今回は24時間生放送で使ったAR演出をスタジオではなくステージでリアルタイムで行ったのに加え、コメント機能や視聴者が画面上で振ったペンライトが演者に見える機能など実験的な要素が目白押しだった。ぶっつけ本番すぎて粗もあったが楽しめるものだったと思う。ペンライトの汎用色増やしてくれとかそもそも反映タイムラグ10秒以上あるの頑張って短縮して?とか不満はあるがその辺はアンケートに投げるとして。後一部曲でAR演出がうるさすぎる、演者より演出にカメラが行ってしまう問題は通常のライブでも現地でしか見られない演出は多いのでそこを配信オンリーで拾おうとしたと思われる部分もあるので難しいところだ。円盤化した際にマルチアングルとかで上手くやって欲しいところ。シンデレラのライブコンテンツは前回の24時間生放送も今回もバンナムの技術のテストベッドと化しているフシもあるのだが、今後はこれを活かしてバンナムフェスでは西川ニキが歌っているところにストフリガンダム飛ばすとかやってくれるんだろ?みたいな期待感があってとても夢が広がる試みであった。

  • ソロ曲・ユニット曲をもらうという意味

ライブの本題とはズレてしまうが今回はこれを強く感じた。特に一部の演者さんのソロ曲・ユニット曲をもらってからの伸び幅が素晴らしく、責任感を感じて練習を積み重ねてきたんだろうなと思わせてくれた。ソロ曲やユニット曲については前から演じる人たちも愛着が違うというのは折に触れ感じていたので今後も実装ペースを落とさずやって欲しいところだ。そういう意味でコミックス単行本付録CDやアニメのしんげきエクステでのソロ曲披露が続いているのは良い傾向に思える。CMシリーズの扱いは?みたいな話もあるけど正直CMも10弾以降は延長戦扱いだと思っているのでその意味でも今はソロ曲自体を増やすのを優先した方が皆が幸せになれると思っている。