農水省、米先物取引の試験上場に関して生産調整方針作成者への調査を実施

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060215press_4.html
何故今更調査するかというと既得権益にすがっている農協がゴネにゴネているからだったりします。ただうちの会社の偉い人曰く「農協のお偉方は先物のことが全く分かってない」だそうで。
漫画家・西原理恵子は漫画でよく成金っぽい建物の表現として「小豆相場で一儲けして立てた御殿」という類の表現を使っていますね。基本的に先物は株よりリスクもリターンも大きいと思われていて、小豆御殿の話はその成功例の一番極端な例であり、同時にそれと同数の破産者がいるわけですがそれはあくまで現物取引に関わらない一般投資家の話。現物取引と併用することで生産業者や小売業者には相場変動のリスクを回避できるメリットがあります。多分農協が分かっていないのは完全に一般投資家の視点での先物取引しか知らないからなんでしょう。
今回の農水省の調査はその辺の意識も含めた調査で、プレスリリースにあるPDFにはアンケートのついでに先物と現物を併用するメリットの解説があります。どうみてもこちらが本命です…がこれ先物やったことある人間しか多分理解できないぞ(笑。それがお役所クオリティ。先物をやってみたい人や米上場の流れに興味のある人は読んでみてください。