電気グルーヴ「YELLOW」

YELLOW(初回生産限定盤)(DVD付)

前作「J-POP」から半年という短いスパンでリリースされた新作。前回の流れを引き継ぎ、電気グルーヴ独自の世界はそのままに真面目に踊れるディスコサウンドを構築しています。「J-POP」がその前から随分間が開いたためかかなり肩肘張っていたのに比べると前半は力を抜いた作りになっているのが印象的。そして後半は怒涛のダンスサウンドと、かなりメリハリのついた音になっていますね。個別の曲を見ると「さんぷんまるのうた」はNHKで使われている同名曲のアレンジですが、微妙に電波には流せない出来になっているような…。「どんだけtheジャイアント」や「ア・キ・メ・フ・ラ・イ」なども韻を踏んだ独特の歌詞がリズムを作っていてボーカルもまた重要な楽器であることを思い出させてくれます。
前回は復帰明けということで少々イメージと外れる部分がありましたが、今回はその辺も織り込み済みで個人的には高評価。これが「2008年の電気グルーヴ」だということなんでしょう。
どうでもいいけれどこのジャケットどうみてもピカ（自粛