蒼天航路#6「蒼天已死」

曹操は雌伏の時をすごす中良き理解者であった祖父曹騰の死に立会い、その残した言葉に従い天下への決意を胸にする。そして曹操の天下への戦いの第一歩により中原には未曾有の戦乱が巻き起ころうとしていた。
世間一般で三国志と呼ばれる話の前振りということで先々重要となる人物が名前だけも含めて次々登場。そんな中でもやはりキーになるのは後の魏帝・曹丕の母となる卞氏曹操とは半ば対立しつつも最大の理解者であり最高の軍師となる荀イク。前者はこの話だけ見てると単に強い男を求めるだけの女に見えるけど後のエピソードでは地味に良い話が多い人。後者は…なんか後年と雰囲気がえらく違う気がするが気のせいか。あの顔で「あいやー」は出てこないよなあ。後原作ではあの頃は本当に子供だったはずだけどその割に声が…。
卞氏との話の中で董卓がついに登場したけど正にラスボスの風格。このペースだと実際反董卓連合軍が前半の山場になりそう。そして序盤のボス張角はなんかジョインジョイントキィに見えて困る。この人は描写だけ見ると本当に妖術予言は普通に使いこなしてるように見えるけど実際はったりなんだろうか。で、普通の人であれば舞い上がりそうな予言を「佞言」と斬って捨てることができる後の関帝マジ神様。
余談だけどレッドクリフ以降コンビニに過去の三国志関連のコミックの廉価版があふれるようになったのはよい事だ。まさかSweet三国志まで出ているとは思わなかった。