ファイナルファンタジーIII
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2006/08/24
- メディア: Video Game
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FC版のリメイク。DSのハード能力を活かして全て3Dにし、ついでに4人の主人公に名前とサブストーリーをくっつけてしまうというやり方には賛否両論ありますが、個人的にはあの程度なら気にならないですね。サブキャラたちとの絡みもうまくできてますし、4人が選ばれるべくして選ばれたということを強調するのもまあありかと。
ゲームバランスは大幅に変更がかかっており、最早別ゲーとも言えますが、その中でもオリジナルを知っていれば思わずニヤリとする場面が多々あるのも評価。ただ、このFF3あたりから6にかけて発展した所謂「ドット芸」の良さはやはり再現できなかったようで(ポリゴンで見れば間違いなく変にしか見えないでしょうが)、その辺は残念です。
敵の出現数を削り、その分1匹が結構強くなっていますが、言うほど厳しいバランスではないですね。むしろこれでもFC版に比べれば随分楽ではないでしょうか。
否定的な意見や通信しないと隠し要素が出せないなど不満も聞こえますが、「全く新しいFF3」として完成度の高いゲームだと思います。
で、せっかくなのでジョブ雑感とか。すっぴんと玉ねぎは除く。
- 戦士
「ふみこむ」で殲滅力があがり、オリジナルより使えるようになった。ただし、力が他の物理攻撃ジョブほど上がらないため、結局他のアタッカーを交代で使うことに。
- モンク→空手家
すばやさと体力が高く、素手にボーナスがつくため鬼のような攻撃力を誇る。HPも圧倒的に高い。しかし装備の都合上あきれるくらい脆い。攻撃力高めの今回のバランスでは全体に厳しいかもしれない・・・。
- 白魔道師→導師
一家に一人。導師になるとレベル5、6の魔法使用回数が大幅にふえるため、ケアルダと同居するプロテスやレイズと同居するエスナは実質導師にならないと使う余裕なし。属性杖で魔法攻撃もできるが中盤以降知性が伸びないため素直に防御させた方が良い。後ネコミミ。
- 黒魔道師→魔人
魔法回数の仕様は白→導師に準じる。普段は杖で魔法をケチり、ボス戦に全てをつぎ込む。序盤はともかく中盤以降ライバルが多いため使うかどうかは好き好き。
- 赤魔魔道師
今回は中盤までかなり使える。バックアタック=後衛死亡になりがちなので守りを固められるのは大きい。でも決定力は無い。白を育てているならもう一人いなくても・・・という感じ。白を抜いて攻撃に特化したいなら是非。
- シーフ
ぬすむがあるので育てておいて損はない。中盤まではすばやさが伸びる関係上強い武器が持てなくても攻撃回数で補ってしまう。終盤は流石に火力不足・・・というか後述の忍者が実質上位職。
- 狩人
火力では魔法に負けるため微妙。全体攻撃のみだれうちも安定感が無い。正直いらない子。
- ナイト
タンクその1。まもるとかばうで瀕死の仲間をばっちり守る。魔法が来ると蒸発するが・・・。とにかく硬い反面極端に動きが遅く、攻撃回数が出ないため良い武器を持たせても持ち腐れになることも多々。その辺は役割分担として割り切ってしまった方が良いだろう。
- 学者
アイテム使用効果が倍になるというとんでもない強化をされた。中盤はアイテムを投げまくることで黒魔の倍近い攻撃力を誇る。しかし終盤は装備品がほとんど手に入らないためフェードアウト。ハイン対策だけだったオリジナルに比べれば幸せか。
- 風水師
属性に余り影響されない強力な攻撃を無尽蔵に繰り出すことができるため入手直後から大活躍できる。シャドウフレアの破壊力は凶悪。弱点は攻撃が選べないため周りと連携が取りにくいことと、水場。水場にいるボス相手にうずしお連打は非常に泣けるのでそういう場所では素直に他のジョブを。
- バイキング
タンクその2。挑発は非常に便利だが失敗することもあるので過信は禁物。ナイト以上に遅いがとにかく固い。装備もオリジナルに比べると充実しており使いやすい。
対ガルーダの一発屋だったのも今は昔。力とすばやさが高いレベルでバランスが取れており、高レベル防具をほとんど装備できるため最後まで使っていくことができる。バハムートにも一応強いのだがその頃になるとジャンプでカンストしてしまうので素直に2ターン殴った方がダメージ効率が良い。
- 魔剣士
オリジナルでなぜかついていた白魔法は削除され、変わりに全体攻撃の「あんこく」がついた。しかし最大で3匹までしか敵が出ないのにHP削ってまで全体攻撃するかと言われると微妙である。攻撃力は断然トップクラスだがげんじセットがほぼ最終装備なのがちと物足りないか。というかげんじセット今回弱くない?
- 幻術師→魔界幻士
所謂召還魔法の使い手。幻術師は安定性がないの使うことはほぼ無いだろう。魔界幻士は黒魔以上の火力を叩き出すのでラストまで選択肢に入る。如何にボス前までバハムルとリバイアを温存するかがカギ。
- 吟遊詩人
DC版最強のバッファー。他の歌もターン最初に常に発動できるため安定したサポートが出来る。高熟練度のアタッカー2枚いれば間違いなく4人目はこれで決まり。はめつの歌も使い方次第ではかなり外道。
- 賢者
余り賢くなくなった賢者。合体召還は出来ないわ知性は魔人、精神は導師にそれぞれ負けてるわ、あげく魔法使用回数も両者に負けているわで散々である。ヒーラーが二人欲しいなら入れるのも良いだろうがそれ以外では他のアタッカーを入れた方がマシ。
- 忍者
賢者同様に大幅弱体化され、物理職の頂点から魔剣士装備が使える強化シーフくらいの扱いまで格下げ。とはいえ高い機動力に加え各種暗黒剣を装備できることで火力は相当のもの。問題は防具系が大幅に制約されたため結構あっさり死ぬ点か。ボス戦は手裏剣投げるだけと割り切るなら盾装備で後衛にするのもあり。