Solaris10 6/06をHP DL360G4pに入れてみる

会社で今Solaris10が熱い。いや、自分が煽ったんだけど。RedHatESとかエンタープライズLinuxは地味にサブスクリプションの年額が高いので、機器購入とサポートの費用を考えれば十分Solarisは選択肢に入る。問題は使う人の教育コストくらいかな。Linuxとはまた感覚が違うので。
ちなみに今回入れるDL360G4pはSolaris x86を正式サポートしていません。敵対会社だから当然と言えば当然か。でもこっそりドライバは準備してあるのね。
Solarisのメディアはこちらからフリーで落とせます*1
http://jp.sun.com/download/
DL360G4pのアレイコントローラ用ドライバはここから。G4pじゃなくてG4のページなのがミソ。
http://h18000.www1.hp.com/support/files/server/jp/family/model/6011.html
以下インストール手順

 0. ハードウェアRAIDの設定
  /、swapを入れるディスクは必ずブート領域をenableにして置くこと。
 1. インストーラ起動
  インストールCD1枚目で起動
  GRUBの画面→「Solaris」を選択
  インストールオプション→「Apply driver update」を選択
   ここでドライバアップデートディスケットを使用する。
  画面解像度等の設定→変更せずEnterを押下
 2. インストール初期設定
  Select a Language→「4. Japanese」を選択
  ネットワークに接続→「しない」を選択
   接続を選択して進めるとエラーが出るのでインストール後設定することにしてスキップ。
  ホスト名→tinfosdb01
  時間の指定→「アジア」→「日本」
  ルートのパスワードを設定
 3. インストール
  自動リブート、CD自動排出→「はい」を選択(「いいえ」でも大して変わらない)
  媒体の選択→「CD/DVD」を選択
  インストール形式の確認→カスタムインストール(しか選べない)
  ソフトウェアのロケール選択→デフォルトのまま
   デフォルトで「ja」が選択されているか確認すること。必要であればUTFも入れる
  システムのロケール選択→「ja」を選択
  製品の選択→選択せず次へ
   この部分はOS以外のアプリケーションなので必要ない
  Solaris ソフトウエアグループの選択→「全体ディストリビューション」または「全体ディストリビューション+OEM」を選択
   これより小さいグループを選ぶと必要なアプリケーションが不足することが多い。最低でも「開発者」を。
  ディスクの選択→とりあえず全部選択
  パーティションの設定
   デフォルトでは/以下が最低限しか確保されないので注意すること。
   /以下をできるだけ増やすか/opt、/usrを別パーティションにすると良い。
  インストールの開始
   1枚目が終了すると一度リブートがかかる。リブートの際はCDを取り出しておくこと。
  NFS domainnameを上書きするか?→「No」を選択
  2枚目以降のインストール
   支持に従い順番にインストールする。
  LanguageCDのインストール
   必須ではないが日本語環境を使用するなら推奨。
 4. インストールの完了
  再起動して完了。
 5. インストール後の設定
  ネットワークの設定
   /etc/hosts IPとホスト名を追加
   /etc/hostname.bge0 /etc/hostsに書いたホスト名を記述
   /etc/defaultrouter ゲートウェイのIPを記述
   /etc/netmasks マシンが所属するネットワークとサブネットマスクを記述
   OS再起動後ネットワークが有効になる。

ま、知ってる人間なら楽勝ですね。LinuxのAnacondaにどっぷりの人だと戸惑う部分もあるかもですが。Solaris10になってサービスとかを管理するCUIのアプリも入ったようなので色々試してみたいところ。

*1:商用はダメだけどね。後要登録