White

ホワイト(紙ジャケット仕様)

ホワイト(紙ジャケット仕様)

YESのドラマー、アラン・ホワイトのソロプロジェクト。キーボードにジェフ・ダウンズを迎え他メンバーを若手で揃えてのラインナップで、基本的にアランとジェフが主導で曲を作っているようです。
元々アランはYESではその機会は少なかったもののコンポーザーとしての腕前はそれなりに評価されており、ジェフのASIA以降培ってきたプロデューサーの腕もありポップロックとしてよくまとまったアルバムだと思います。また、一見ハードよりのポップロックに見えてその実レゲエを初めワールドミュージックの影響も多々見受けられます。
このアルバムで特筆すべきはボーカルでしょうか。お世辞にも綺麗な声ではないですしどちらかというと「ヘタウマ」に属する部類だと思いますが独特の魅力を持っています。一曲目、八曲目は特にその魅力が出ていると思います。
後は不満点。なんで日本版はボーナストラックが「Run with a fox」なんでしょうね?今更すぎるしそもそもこのバンドと全く関係無いし。YESYEARSとかにも収録されているんだからこれを買う人にとっては目新しい音源でもないでしょうに。最近この手の微妙なボーナストラックが多いなぁ。まあ自分は海外盤買ってるので関係無いですが。