「ネット配信でCDの生産額が減少した」は真実か

http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20070301/121067/
無論売上ベースで議論するのは大切なことですが昨今のPC事情を考えれば昔以上に友達から、レンタルショップから借りてコピーしてハイおしまいなケース、それよりもっとアレなケース(ぶっちゃけP2P)とかもあります。その辺を考慮するならあながちネット配信というか高性能なPC自体の普及の影響もあるのは否定できないところ。それ以上にCDを買うほど魅力的なアーティストが中々出てこないというのも問題ではありますが。

最近カラオケに行っても、新しい曲は長くて難しいから、曲がはじまっても待っていてサビになると、そこだけ歌っている。」という証言を得たのです。(笑)これは、かなり重要なポイントです。

近代以前から日本人にとって音楽とは所謂歌謡であり、自分も歌うことを前提としたものが多かったはず。それを考慮しても昨今の歌詞が難解どころか日本語なのに歌詞が聞き取れない歌が多いというのは悪い傾向*1。日本の音楽界に今必要とされているのは音楽として完成されたバンドではなく実は平井堅みたいな本格派シンガーなのではないでしょうか。

*1:多分にアーティストの自己陶酔も原因ではあると思うけれどそれ自体は決して悪いと言うつもりは無い