エイジア「フェニックス」

フェニックス

フェニックス

実に25年振りのオリジナル・エイジアのアルバム。ただ、もともとエイジアといえばウェットン&ダウンズなので、ここしばらくやっていた二人のプロジェクトの延長線上という感じ。もちろんスティーブ・ハウカール・パーマーの二人が入ることで演奏は非常にレベルが高いものになっていますが。基本的にはいつもどおり、ある意味マンネリではありますが「Parallel Worlds/Vortex/Deya」の辺りには彼らならではの完成度の高さを感じます。
ただ、聞いていて思ったのはジョン・ウェットンは恐ろしく声量が落ちたなあと。80年代の頃と比べること自体が間違っているのかもしれませんが、年を取って渋みが増すでもなくただしぼんでしまったように感じられるのが残念です。色々病気したりなんだりあったようなので仕方ない部分もあるでしょうが・・・。