ついでにこの辺も再読中

銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉 (創元SF文庫)

レンズマンシリーズは子供の時に子供向けに翻案されたもの（同時期に子供向けに設定を変えたものがアニメ化されていたので多分それのノベライズ）を読んでいたのだが2002年以降大元が新訳版で出ていたので全部購入。SFの中でも古典中の古典ということで非常に面白いのだが、それ以上に子供の時に読んだものとのギャップを感じた。子供向けのものはやはりそれらしくアレな描写は全部削ってあったんだなあ。でもキニスンやウォーゼルの格好良さは変わらない。1作目は結構冒険談の要素が強いのだが二作目からは次第に「スペース・シェリフ」という感じになっていく。SFものでありながらやってることは結構地道な捜索活動なのだがそれでも面白く読ませる当たりはさすが。SFファン必携。