WWE来日公演

2日目を見てきました。試合結果はこちら。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2010/2010082101/index.html
各試合の感想を。

ナタリアの好アシストもありザ・ハート・ダイナスティがチームワークを見せて勝ち。本当によいチームだと思う。ミズもMITB権利保持者ってことで貫禄を見せた。テッドはなあ…。

  • 第二試合:ゴールダスト-○デイヴィット・オトゥンガ

ベテラン対NXTルーキー。ハイスパなのに技のバリエーションの少なさがなんというかヤングライオン的というか。最後もスパインバスターで決まっちゃってアレ?って感じ。日本のプロレスだったら物が飛ぶぞ。ゴールダスト先生はそんな中でもしっかり渋い魅力を。本人の見た目金ピカなんだけどね。

  • 第三試合:ベラ・ツインズ○-アリシア・フォックス&ジリアン

DIVAタッグマッチ。そういえばベラ・ツインズが試合をするところは始めて見た。結構器用にこなす印象だけどやっぱりレスリングする体形じゃないので見ていて危なっかしいところはあるなあ。アリシアは一つ実力的に抜きん出ている。ジリアンはネタキャラ。ベス・フェニックスがいるとDIVAマッチの印象もまた変わるんだけど現状ではやっぱり微妙かなあ。ベスがいない状況だからこそ実力のあるナタリアとタミラもDIVA戦線に加えてあげてほしい。


実は去年も来日公演でやっているカード。世界トップクラスの軽量級の戦いで会場が(試合内容で)もっとも沸いた試合。レイの619とエヴァンのスプラッシュをお互い潰しあいながらも実に良く動く。最後はレイがしっかり619も決めて貫禄の勝利。

前の試合とは余りに対照的。この試合の前に休憩挟んだのは正解だったと思う。ゴツゴツぶつかりあってたら終わった印象。ビッグ・ショーの現在のフィニッシュホールドはKOパンチなんだけど自分はチョークスラムの方が好きだなあ。SDではアンダーテイカーやケインと被る事情もあるのかもしれないが。


NXTのリーダー格であるウェイドと現在はWWE王座戦線に絡んでいるランディ・オートン。ウェイドはオトゥンガを乱入させようとするが、それを排除したランディが正に格の違いを見せ付けてRKO二発で撃沈。この人はやっぱり現在のRAWでも抜群に格好良い。プロレス自体もしっかりしているしね。


ジョン・シナの人気が想像以上だった。何あの地元のヨシすら凌ぐ大歓声。昔は良くプロレスは下手だと言われていたけど今じゃ名実共にWWEの顔だなあ。クリス・ジェリコも現在はヒールではあるが日本に縁が深いということで声援とブーイングが半々。シェーマスには大ブーイング。ヨシがつかまる展開が続くが最後はシナとのタッチを成立させ、ヨシのアシストからシナがAAで決着。ヨシは完全に力を出し切って最後フラフラだったけど良い試合だったと思う。シェーマスも良くアピールしていた。彼もネットとか見ていると結構人気あるんだよね。憎めない悪役。そしてリングサイドに良く見知った顔を見つけて試合中に挑発に行くクリス・ジェリコはマジお茶目さん。あれ明日スポーツ新聞とかでネタになりそうだなあ。

  • 総括

自分的には1、4、7が非常に良かったと思う。全体にファンも日本のプロレスを見ているときに比べると暖かい印象。最後はあっさりだけどしっかりハッピーエンドで〆ていた。今回みたいなハウス・ショーであっても全体の構成がしっかりしており、全日やハッスルが真似しようとする(した)のも分かる気がする。同時にハッスルがWWEを参考にしながらも何を踏み外したのかも見えた気がしないでもない。そういう意味でも非常に面白かったし行くだけの価値はあったと思う。