志方あきこ「謳う丘〜Ar=ciel Ar=dor〜」

アルトネリコシリーズ通してメインの歌い手を務める志方あきこが企画したアルトネリコイメージアルバム。
ミニアルバムという形式になっていますが演奏時間はしっかり30分以上。アルトネリコシリーズの生みの親であるガスト土屋Pの協力も得てアル・シエルの神話をベースとしたワールドミュージックの世界が構築されています。音楽的にはシリーズの原点回帰と言ってよい作品かもしれません。
アルトネリコ2の世界の物語である「Infelious Rhaplanca.」が特に良かったですね。ラプランカの物語自体は2のヒュムノスでは度々出てきますが、そのつながりでImprantaのメロディを持ってくるあたりは良くわかっているなーと。
後は3のラスボス戦専用曲でこれまでサントラ等にも入らなかった「Ec Tisia 〜Tarifa〜」も収録。こちらはラスボス戦(4形態分パートがありますが)の再構築版で、一曲に上手くまとまっています。ED版の「Ec Tisia」とも繋がっています。
初回特典の冊子には各曲の元となった神話やそれにまつわる設定が色々と。3では神話上の人物が色々出てくるのでそれと合わせて読むといろいろ面白いです。