The Lord of the Rings Online

略してLotRO。噂の指輪物語オンライン。クローズβに当たったんでやってみたんだけど、ナニコレ?地名がひだ村とか人名が馳夫とかダサくて雰囲気ぶちこわしまくり。俺は萌え♀エルフで遊びたいのに耳は長くないはカワイくないはで最悪。それじゃあってんでリネージュみたく萌えチビ♀ドワーフでも、と思ったら、女ドワーフ存在しないじゃん!はぁ?じゃあなにか、この世界じゃヒゲ面ドワーフ同士が合体して子供作ってんのか?もうこのキチガイ設定作ったやつは電撃文庫でも読んでファンタジー世界の設定を勉強しなおせ!
そんで、まずはオークでも狩ってレベル上げようと思って、仲間を探しになんとか庄て村に行ったんだけど、そこで会ったプレイヤーは「口からクソ垂れる前にサーと言え、このウジ虫野郎!」とか変な喋りかたするし、戦闘したことなくてオープン以来ずっと村でパイプ草を育ててるとかヌカすんですよ。もうアホかと。

ごめんなさい、嘘です。真面目にやります。ちなみに上のネタはZAngbandの偉い人から拝借しました。ホントスイマセン。っていうか本スレに本当にこれに近い発言してる人いたなぁ。馳夫かストライダーどちらが良いかとか古参ファンが憤死しそうな議論は実際延々されてたし。
んな訳でLotROですがクローズβテストが終了しました。プレイ感想を自分なりに書いて行きたいと思います。ちなみに自分はホビットのバーグラーです。ベタな割に少数派だったみたいで。

ちなみに画像は北米版だからね!

  • システム

比較的オーソドックスなクリックタイプの洋ゲーだがキーアサインはFPSに近く、移動時もマウスとキーボード両方使うのが便利です。PS3XBOXへの移植も目指しているらしく、地味にパッドにキーをアサインすると動かしやすいです。
戦闘に関しては自動戦闘で通常攻撃しつつ随時スキルショートカットを押していくタイプ。典型的なクリゲーと言えばそれまでですが、ココにも微妙にFPSっぽい部分があって、相手に正対していないと敵を殴れなかったりします。

  • チャット

使い方はMMORPGやっている人ならすぐわかると思います。LotROはオープンチャンネルの多さが特徴で、OOCと呼ばれる完全雑談チャンネル、LFFと呼ばれる募集専用チャンネルに加えadviceやtradeといったチャンネルまであります。OOCはOut of Characterの略で、完全にゲーム内容から離れてチャット可能なのでウザいと言う人はフィルタしましょう。

  • 世界
    • 地理

指輪物語の「旅の仲間」の行動範囲あたりが現在実装されています。ゴンドールとかはまだありません。とにかく景色の描写が綺麗な反面マシンスペックはかなり使用します。クローズβではアホみたいにメモリを食っていましたが北米版では既に修正済みとのことです。裂け谷はクローズβレベルキャップのLv40が適正でかなりたどりつくのは厳しいですがその景観はファンなら一見の価値ありです。

    • ストーリー背景

このゲームのメインストーリーとなるEpic Questの時間軸は原作とリンクしています。したがって旅の仲間たちの風聞を聞きながら彼らを裏でサポートするのがプレイヤーの役目です。話の合間合間にはガンダルフの独白が入り、原作でどの辺の時間軸なのかを知ることができます。シナリオを進めればアラゴルンガンダルフと遭遇することもあります。

  • キャラメイク

5キャラまで作れます。種族はホビット、エルフ、ドワーフ、人間から選択。ドワーフのみ男しか選べません。それぞれの特色が種族スキルによって特長付けられていますがそれによって致命的な差が出ることはありません。キャラメイクでは顔のパーツなどをある程度細かく設定できます。体型も選択できますが…男キャラの体型選択いじってると笑えます。

  • 生産要素

生産職はいくつかのジョブにわかれ、三つの生産技能がセットになっています。基本的に材料加工、材料加工と関係する応用生産、それ以外の応用生産の組み合わせになっており、最後の技能をあげるには材料を他人からオークションなどで調達する必要があります。

  • 対人要素

PvMPと呼ばれ、一定レベルになるとモンスターになって闇の軍勢に加わりプレイヤーと戦うことができます*1。実はこれが非常に楽しいです。プレイヤーサイド(特にホビット)ののどかな光景とは余りにもかけ離れた殺伐とした光景に加え、フルメタルジャケットの先任軍曹を彷彿とさせる上官のお言葉(翻訳は全体にアレだがモンスタープレイのそれは秀逸)などもあり、2ch本スレなどでもかなり好評です。というかうじ虫野郎プレイが流行ってます。ちなみにオーク系、蜘蛛、狼などからプレイキャラを選べますが見た目からか狼が人気のようです。

  • システム面総括

とりあえず標準的ではありますが非常に質の高いシステムを持っているゲームです。クエストが非常に多いですが、どれも原作を読んでいるとニヤリとさせられるものばかり。チョイ役だったような人たちも忠実にマップに配置されていますし、映画では出てこなかった人々も出てきます。指輪物語を知っている人ならすんなり世界に溶け込むことができ、MMORPGのプレイ経験がある人ならゲームプレイも簡単でしょう。前者による間口の広さが若干心配ではありますが非常にとっつきやすいゲームになっています。また、先述したとおりとにかく景観が綺麗で、見ているだけでも飽きないです。
次回はクラスとクエスト、FSとレイドなどについて書きたいと思います。ちょっとネガティブな話も次回で。

*1:βテストではレベルキャップの関係上実際には戦えず闇の軍勢側のお使いになりますが