アルトネリコ3ヒュムノスコンサート感想

とりあえずゲーム本編は一周したのでヒュムコンも封印解除。「Ec Tisia」は特に(ネタバレ的な意味で)事前にヤバイと聞いていたので。

咲夜琉命 〜Ar tonelicoIII hymmnos concert side. 蒼〜

咲夜琉命 〜Ar tonelicoIII hymmnos concert side. 蒼〜

ヒュムコン蒼。今回も志方あきこメインは変わらず、石橋優子の代わりにKOKIAが入った形。後一曲はyokoこと上野洋子。OPの毎度おなじみ「謳う丘」、シリーズ通してのプレイヤーとしては「反則」としか表現のしようがないトゥルールートED曲の「Ec Tisia」に加えCM曲の「EXEC_FLIP_ARPHAGE/.」、ゲーム発売前からファンを不安のずんどこに陥れた迷曲「EXEC_EP=NOVA/.」と今回も志方無双。その一方で今回初参戦ながら三人目枠となったKOKIAも非常な存在感を見せています。「EXEC_REBIRTHIA=PROTOCOL/.」は美しい旋律がゲーム内での演出と相まって非常に良いです。ティリアノーマルEDの「光の中に」もなかなか。こちらは結婚式にでも使えるんじゃないかというような歌詞の中身。実際ゲーム内での扱いもそんな感じではありますが。上野洋子は一曲だけですが、こちらもゲーム内イベント的な意味でインパクトが強いですな。
珠洲ノ宮 〜Ar tonelicoIII hymmnos concert side. 紅〜

珠洲ノ宮 〜Ar tonelicoIII hymmnos concert side. 紅〜

一方のヒュムコン紅。なんというか大人の事情でアーティスト数のバランスに問題があり、紅の方は非常に賑やかな反面一人頭の曲数が少ないのが難点。特にみとせのりこが一曲ってのはかなり残念です。とはいえその一曲が恐ろしいまでの出来で驚愕の一言。ボーカルだけで100トラックの脅威の多重録音は一聴の価値あり。同じくレギュラーの霜月はるかは今回はちょっと地味・・・。「星巡りの詩」は結構良いですが。結構評価はわかれているようですが個人的に好きなのは東川遥の「EXEC_Z/.」。そのまんまなI've節はこのゲームとはミスマッチな感はありますが、実際にこれバックの対リッカ戦を見てるとそんなものは吹っ飛びますね。片霧烈火の「METHOD_HYMMELI/.」も個人的に好きな曲。こちらはなかなかのスルメソングで、聞けば聞くほど味が出ます。というかやっぱりこの人は格好いいわー。
今回かなり挑戦的な内容が多かったですが、その関係で紅は特に散漫な印象も受けたりしますが、1から通してやってきた音による世界の構築というのは一つの完成形に達した感がありますね。アルトネリコシリーズはこれで一旦完結らしいですが、今後もこの路線でゲームも音楽も出るといいですね。RAHシステムとかもこれ一発の使い捨てでは勿体ないですし。
どちらのCDもゲームをやってるなら当然買い、そうでなくてもアーティスト目当てでも買う価値は十分あると思います。